ラグビーW杯を亀岡で 京都府に協力要請
京都府亀岡市の栗山正隆市長は8日、2019年秋に日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向け、京都府が17年に亀岡で開業予定の球技専用スタジアムを試合会場として誘致するよう、府と協力して活動する方針を示した。W杯組織委員会が希望自治体からの受付期間としている10月に向け、府への要請を強化する。
栗山市長は「世界中から約40万人が集まる大会と聞く。その試合を亀岡でできたら大きな発信力がある。誘致を府に強く働き掛けていきたい」と話した。地元スポーツ団体などと連携した誘致組織の立ち上げなどを検討する。
3月末には栗山市長のほか、市体協、市ラグビー協会などの代表者が府を訪れ、正式に協力を要請したという。府スポーツ振興室は「新スタジアムは当初からラグビーの利用も想定している。地元が盛り上がれば、府も協力を検討していくことになる」としている。
W杯の試合会場は、京都市が西京極陸上競技場を候補地として誘致に乗り出す意向をすでに表明している。府ラグビー協会の川勝主一郎会長は「W杯へ強い熱意を示してくれる亀岡市へ敬意を表したい。京都市もともに誘致に成功するよう、協会も全面的にサポートする」と話した。
【 2014年04月08日 23時00分 】