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チリ大統領に左派ボリッチ氏就任 TPP批准に遅れも

2022年03月12日07時33分

【図解】チリ

【図解】チリ

  • 11日、中部バルパライソで、就任式に臨むチリのボリッチ新大統領(左から2人目)(EPA時事)

 【サンパウロ時事】南米チリで11日、学生運動出身で下院議員だった左派のガブリエル・ボリッチ氏(36)が大統領に就任した。同氏は昨年12月の大統領選決選投票で右派候補を破って初当選。チリ史上最年少の元首となった。
 ボリッチ氏は中部バルパライソにある議会の議場にノーネクタイ姿で登壇。「すべての国民を前に、(憲法と法を尊重して職務に励むことを)誓う」と宣言した。
 ボリッチ氏は、最重要課題として「新型コロナウイルス対策、経済回復、環境保護」などを挙げている。既にチリが署名して批准を待つ環太平洋連携協定(TPP)については、当初批判的な考えを示していたが、現在は「(批准に向け)議論する用意はある」と軟化。ただ、優先度は低いとみられ、現地外交筋は「上院本会議での承認を待つだけだが、遅れる可能性がある」と指摘している。

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