東京航空路火山灰情報センターの責任領域の拡張について

お知らせ

 気象庁は国際民間航空機関(ICAO)からの指名を受けて、平成9年(1997年)から東京航空路火山灰情報センター(東京VAAC)を運営しています。東京VAACは、世界に9つあるVAACの一つとして、担当する責任領域である東アジア及び北西太平洋における火山灰の状況を監視し、火山灰の分布に関する観測・予測情報(航空路火山灰情報)を国内外の気象監視局及び航空関係機関等に提供しています。
 VAACによる監視体制の発足以来、極地方の一部においては、いずれのVAACの責任領域にも属さない領域(未監視領域)が存在しています。これらの領域には活発な火山の存在はほとんど確認されていないものの、周辺から火山灰が流入する可能性があることから、航空路火山灰情報の利用者より、VAACによる監視及び情報提供を求める要望が上げられていました。これを受けて、ICAOの枠組みにおいて検討が行なわれ、平成26年(2014年)にロンドンVAAC及びトゥールーズVAACが責任領域をそれぞれ拡張しました。また、東京VAACの責任領域の北側に位置する残りの未監視領域(東経90度~150度、北緯60度以北)については、東京VAACが責任領域を拡張することで合意しました。
 今般、所要の準備が整ったことから、気象庁では東京VAACの責任領域を拡張し、上述の未監視領域に対する火山灰の状況の監視及び航空路火山灰情報の提供を下記のとおり開始することとします。

1.責任領域の拡張日時
  平成28年12月8日(木) 14時00分

2.新たに東京VAACの責任領域に含まれる領域
  東経90度~150度、北緯60度以北の領域

 図を含む全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

 気象庁地震火山部火山課  電話 03-3212-8341(内線4738、4726)


資料全文


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