【9月10日 AFP】ウクライナ軍は10日、首都キーウとその周辺に一晩で無人機32機が飛来したと発表した。うち25機を撃墜したと発表した。

 ウクライナ軍は「占領軍が32機の無人機でウクライナを攻撃し、そのうち25機は防空部隊が撃墜した」と述べた。残り7機についての説明はなかった。

 これより前にキーウ市軍政当局のトップ、セルヒー・ポプコ(Sergiy Popko)氏はテレグラム(Telegram)で、「まとまった数の無人機が多方向から首都に飛来した」とし、「防空部隊は無人航空機(UAV)20数機の撃墜に成功した」と述べていた。

 無人機が撃墜される中、関係当局は安全のためにシェルターにとどまるよう市民に呼び掛けた。

 キーウに滞在しているAFP記者によると、爆発音が10回程度聞こえたという。

 ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長は、市内の集合住宅に被害が出た他、公園で火災が発生したとテレグラムに投稿。残骸の多くは未開発地域に落下したが、車両やトロリーバスの送電線、道路などへの被害も確認されたとした。(c)AFP