古代日本。そこはまだ、神々が人と暮らす場所であった。大陸から新たな一族が渡来して来た時、彼等は列島の古き神々と直面する。それは善でも悪でもなく、人によって崇められるものでもなく、ただの強大な「力」でしかなかった。 　渡来者達は、その神々との戦いを回避するために謀略をめぐらせ、神々の力を分割し、封印する事に成功する。残された人々は戦う力を失い、やがて数多の屍の上に渡来者達の朝廷が築かれた。 そして…勝者の造った歴史の中で、古の神々の名は抹殺されていく。数千年が過ぎたその日、その時まで…。
			かつてないアグレッシブな作品となった「インタールード」を創り上げたクリエイターチーム「ロングショット」の最新作がこの「斑霧」です。 　やや難解なストーリーとなった前作と比べ、本作を一言でいうなら「エンターテインメント」。しかし、ただの「お子さま向け痛快ストーリー」ではなく、セックスや暴力、葛藤などもカッチリと描き込んだ大人の物語になっています。
	斑霧のストーリーは主にアドベンチャーとして進行して行きますが、「古の神にまつわる迷宮」が随所に現れ、ＲＰＧ的な戦闘も存在します。その迷宮上での行動が物語の分岐にも関わるため、物語の結末は多岐に渡ります。
			主人公・佐伯和哉は、ごく普通の予備校生。ある日、ヤマト王朝以前の神々を研究している伊勢忠文助教授と知り合い、驚愕の事実を告げられる。「古代から転生し続ける神々の魂」が現代で数々の猟奇事件を起こしているというのだ。ある特殊な能力を持った和哉は、彼と同じ能力を持った女性・真嶋縁たちとの出会いを通じ、しだいに伊勢やその関係者との交流が深まっていく。そして、和哉は政府の特殊機関までもが暗躍する陰惨な戦いに巻き込まれていくことに…。
	タイトル 斑霧（ムラギリ） ジャンル アドベンチャーＲＰＧ 機種 プレイステーション２ メディア ＤＶＤ−ＲＯＭ１枚 価格 7,200円（税込7,560円） 発売日 未定 著作 (C) 2005 Interchannel,Ltd. / LONGSHOT