スタジアム選定委が報告書 京都府知事「年内に判断」
京都府が計画するサッカーなど球技専用スタジアムの建設候補地を選定する有識者委員会は3日、「どの候補地も一長一短があり、委員全員が一致して選定することは困難」とする報告書を山田啓二知事に提出した。山田知事は「近いうちに政治判断する」と述べ、年内に結論を出す方針を明らかにした。
候補地選定では当初、5市町が名乗りを上げた。今年2月に設置の委員会はそのうち、亀岡、京都、城陽の3市が推す重点調査地に絞り、用地確保や地盤、交通アクセスについて議論を続けてきたが、飛び抜けた場所はなく、優先順位をつけるのは困難とした。
京都市上京区の府庁で大西有三委員長(京都大副学長)から報告書を受け取った山田知事は「委員会のおかげで十分資料もそろった。府のスポーツ施設としてどこがふさわしいか決める。(判断の時期は)年を越えることはない」と述べた。
【 2012年12月03日 22時20分 】