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go-ongerinterview09

初期撮影会のケガレシア。

ケガレシアにもハートはあるんだよ

本日、奈央さんパートは無事終了!

「はい。終わっちゃいましたね〜。まだ実感ないですけどね。たぶん残りのオンエアを全部見終わった後に『終わっちゃったんだ』と思うんですよ。それまでは実感湧かないと思います。『おじゃる』とか『わらわ』とか・・・」

言葉に詰まる奈央さん。

「今、なんだか泣きそうです。もう、いつでも泣けます。」

って、既に涙目。

「この『おじゃる』というセリフももう最後なんだ、とかイチイチ考えると悲しくなってしまうので、意識せずに撮影させてもらいました。」


連vsドックーゴの対決を仕切る。GP-13

範人が憧れる温泉の美女。汚石冷奈。GP-14

先ほどロケバスの中で、「ケガレシアの死ぬシーンが一番終わった感があった」などという話が出たけど。

「ありましたね。ケガレシアとキタネイダスが最後に散ってしまうクライマックスのあのシーンで。
渡辺組(49・50話を担当した渡辺監督)がクランクインして二日目の撮影だったんですけど、やはり色々な思いがありました。ケガレシアは最後はカッコ良く散りたいなって思っていたんです。現場で監督に『ケガレシアは泣かない方がいいですか?』と確認したら『う〜ん、泣くと悲しすぎるかもしれませんね』と言われたんです。『では泣かない方向でやります。最後までカッコ良く!』と言ったんですけど・・・やっぱり本番で感極まって・・・ケガレシアの気持ちになった時に、自然と(涙が)出てしまったんですよね。本当は泣かないつもりだったんだけど、本番になったら自然にポロっと一滴出てしまったんです・・・」

思わず口をハンカチで覆う奈央さん。

「難しかったけど、ケガレシアにもちゃんとハートはあるんだよ、っていう感じですよね。ジーンときちゃいました・・・あ〜ダメだ。思い出しただけで悲しくなってきちゃった・・・」

とうとうここでもポロポロと光るものが溢れてきた。(間)

「あの日で終わっていたら、悲しくて寂しくて、ずっと『終わっちゃうのヤダ』と思っていたと思います。でもその後にまだアクションとか、元気なケガレシアの撮影があったり、今日の50話でのシーンの撮影があったので、まだまだという安心感が残っていたんだと思います。だから、年末に『お疲れ様でしたー』ってなったけど、まだ年明けがあるんだという安心感で笑顔でいられたんだと思います。」

そう、ケガレシアでの撮影は去年オールアップしたのだが、奈央さんの撮影は正月明けまであったのだ。

「今・・・ホントに終わっちゃったんだと・・・寂しいですね・・・」


ケガレシアとキタネイダスの絆。GP-49

高校教師に変装。GP-42

深まる絆

ゴーオンジャーの撮影はいつから?

「一昨年のクリスマスイブからです。」

色々と思い出してしまったという奈央さん。ケガレシアが大好きな奈央さん。

「ずっとケガレシアでいたかったですね。もっといたかった・・・
とても素敵なラストでした。ケガレシアとキタネイダスのラスト・・・あんな素敵な台本を頂けて、本当に本当に幸せですね。監督さんもスタッフさんも、たぶんみなさん毎回の会議で色々なお話の中から、最終的にケガレシアとキタネイダスをこうしようとして下さったと思うんですが、本当に愛されていたんだなと思います。たくさん愛してもらえたキャラクターだったんですね。」

そして熱っぽく続ける。

「悪にも絆があって、最後にそれが出せたと思います。ゴーオンジャーは仲間意識が強くてハートでみんなが繋がっている仲間でした。ガイアークの三大臣も、ただちょっと地球を汚したいだけの人たちなんです。もちろん悪いので、最後にバチが当たってもしょうがないんだけど・・・三人にもちゃんと絆があって、ハートはあるんだなというのが出せたので、良かっ・・・た・・・」

奈央さんの三大臣への愛もひしひしと伝わってくる。

「初めの頃の三大臣って、競り合ってライバル意識の方が強かったんです。でもたぶん、ゴーオンジャーの『友情!友情!』とやってる絆を目の当たりにしたので、こちらの絆も深まったと思うんですよ。最初は害水目・害地目・害気目でライバル同士だったのに、最後の方は三大臣連立とかいって、ケガレシアとヨゴシュタインとキタネイダスが三人仲良く力を合わせて、というのがたくさんありました。ゴーオンジャーに刺激を受けたんじゃないでしょうか。たぶん三人は幼なじみとかでしょうね(涙笑)。」

撮影現場での三人はどんな雰囲気で?

「日下さん(キタネイダスのスーツアクター)と清家さん(ヨゴシュタインのスーツアクター)とず〜っと・・・途中でヨゴシュタインが死んじゃったりしましたけど・・・結局、日下さんと最後まで一緒にやらせてもらって、本当に現場で沢山教えられながらでした。最初の頃は、緊張していたのをよくほぐして下さったりとかして頂きました。」

アクションの現場にいることが多かった奈央さん。

「実際(ゴーオンジャー5人の)レギュラーメンバーとのお芝居よりは、変身後のスーツアクターであるJAEの皆さんの方が一年間ご一緒させてもらった感じです。アクションでの立ち回りシーンも、私だけは顔が出ているので吹き替えとかはなかなかうまくいかなかったりするんです。なんとか足を引っ張らないように、と思ってやっていました。『及川さんがこうきたら、私たちがそう合わせますので』と言って下さって、全部リードしてもらいました。」

撮影以外でも交流はあったという。

「『今日、麻雀するよ。及川さん、どうですか?』と言われると『もちろん!』と(笑)。可愛がってもらえましたね。」