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逆転優勝へ…長谷川監督「新しい名古屋をしっかりとつくれるかどうか」ユンカーらFW陣の爆発も期待【名古屋グランパス】

2023年9月22日 17時43分

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練習に取り組むFWユンカー

練習に取り組むFWユンカー

 J1名古屋は23日、リーグ第28節・札幌戦(豊田スタジアム)に臨む。長谷川健太監督(57)は7月22日の横浜M戦(同)以来得点がないFWキャスパー・ユンカー(29)と対話を続けていることを明かし、逆転優勝に欠かせないエースストライカーの奮起に期待を寄せた。チームは22日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。
 FWマテウスが移籍でチームを離れて以降、8月5日からのリーグ戦6試合で4得点。FWの得点はない。「点が取れていないが全部が全部悪いわけではない。いいところを少しずつ増やしていく作業をしていければ」と指揮官は語る。鍵は、2カ月以上リーグでの得点がないユンカーの復調だ。
 「毎週のように話して、映像を見ながらコミュニケーションを取っている。こちらの考えも彼に伝えているし、彼の考えも聞いている」
 マテウス、永井、ユンカーの快足3トップからマテウスが抜け、MF森島、FW前田といったテクニシャンが途中加入。攻撃戦術は過渡期にある。「キャスパーにしても(永井)謙佑にしても、前線の選手が体を張ったりスペースで起点をつくる動きがないと、いくらスピードがあってもその前につぶされてしまう」。長谷川監督は、前線で起点となる働きが増えれば新しい名古屋の完成により近づくとみる。
 ユンカーらFW陣が爆発すれば、タイトル獲得はより現実味を帯びる。「自分たちが新しい名古屋をしっかりとつくれるかどうか。その感じはなんとなく見えてきている」と指揮官。あとは、自信を持てるだけの結果が欲しい。
 優勝争いは首位・神戸から5位・名古屋まで勝ち点差6にひしめく混戦。「よそのチームというよりはうちが勝ち点3を手にできるかに残り7試合がかかっている」。あと一歩を埋めるのは、誰もが認める点取り屋の仕事だ。

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