プーチン氏、米供与の長射程ミサイル「戦局変えず」

米韓合同軍事演習で発射される地対地ミサイル「ATACMS」=2017年、韓国東岸(韓国国防省提供・ゲッティ=共同)
米韓合同軍事演習で発射される地対地ミサイル「ATACMS」=2017年、韓国東岸(韓国国防省提供・ゲッティ=共同)

ロシアのプーチン大統領は18日、米国がウクライナに供与した長射程の地対地ミサイル「ATACMS」について、露軍にとって一定の脅威になると認めつつ、「戦局を変えるものではない」と主張した。また、「ATACMSを供与し、さらに紛争への関与を強めている」と米国を非難した。

中国・北京で行われた中露首脳会談後の記者会見で発言。プーチン氏はウクライナ軍の反攻作戦にも言及し、「損失だけだ。成果は出ていない」と主張した。

ATACMSを巡っては、ウクライナのゼレンスキー大統領が17日、米国から供与され、使用したことを明らかにした。露軍の占領下にある飛行場2カ所に対する攻撃に使用したとみられている。ウクライナ軍は17日、この攻撃で露軍のヘリコプター9機や防空システム、弾薬庫などを破壊したと発表した。

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