「私たち結婚しました」ZE:A グァンヒ&Secret ソナ、視聴率を牽引する“最強カップル”

OSEN |

MBCの土曜バラエティ番組「私たち結婚しました」シーズン4が新しい看板カップルを誕生させた。“乞食坊ちゃん”ZE:A グァンヒと“氷姫”Secret ソナがその主人公だ。まったく違う二人の男女アイドルが仮想夫婦として出会い、毎週爆笑を呼び起こしている。

久しぶりに人気カップルが登場した「私たち結婚しました」は、最近ものすごい勢いで視聴率を伸ばしている。AGBニールセン・メディアリサーチの集計によると、韓国で27日に放送された「私たち結婚しました」の視聴率は、9.1%(全国基準)で自体最高視聴率を記録した。

9月1日に放送スタートしたシーズン4は、グァンヒ&ソナ、ジュリアン・カン&ユン・セア、MBLAQ イ・ジュン&オ・ヨンソなど、人気芸能人の合流で構成を新たにした後、シーズン3の低迷から抜け出す様子を見せている。特に、番組の冒頭に登場するグァンヒ&ソナカップルに対する視聴者の反応は日増しに熱くなっている。最初は5%前後の視聴率に止まったが、今は二桁台への突入を目前にしている。

仮想結婚バラエティを標榜する「私たち結婚しました」シリーズは、出演カップルの好感度によって視聴率と人気が左右される番組だ。シーズン1の放送当時、若い芸能人の仮想結婚という新鮮な題材と神話のアンディ&ソルビの“アンソルカップル”、ソ・イニョン&Crown Jカップルなどの活躍は、「私たち結婚しました」がシーズン4まで続く土台になった。

このような番組の特性上、「私たち結婚しました」はスターを一番多く輩出したバラエティ番組になった。ソ・イニョンやソルビをはじめ、ソン・ダムビ、ファン・ジョンウム、AFTERSCHOOL ユイなど、同番組に出演し無名または新人からスターに飛躍した芸能人は多い。

そのような「私たち結婚しました」もシーズン2と3になってしばらくの間、危機を招いた時期があった。フォーマットは次第に陳腐になり、出演者の選定に失敗を繰り返したことで、視聴者が目をそむけ視聴率は下落し、不振から抜け出せずにいた。

「私たち結婚しました4」はこれまでの低迷から抜け出し、復活のファンファーレを鳴らしている。その秘訣は、選りすぐりのカップルが抜群のカップル演技を見せている中、“グァンヒ&ソナ”という保証済みの人気カップルが番組をリードしているためだ。“グァンヒ&ソナ”が人気を集めた理由は多いと思われるが、一番の理由としては人気アイドルの男女の理想の組み合わせが挙げられる。

「私たち結婚しました」は、青少年の視聴者が一番多い土曜日の夕方に放送される。固定ファンの多い人気アイドルグループとガールズグループのメンバーがカップルになって出演することで、一定の視聴者を確保したわけだ。

アイドルだとしても、全てが成功するわけにはいかない。シーズン2でBrown Eyed Girls ガインと2AM チョグォンだけが視聴者の記憶に残ったように、「私たち結婚しました」のアイドルカップルも数々の失敗を経験した。ガイン&チョグォンやグァンヒ&ソナのように飾り気のない二人の青春男女が仮想夫婦として出会い、様々なエピソードをハツラツと描き出す時、良い反応が得られる。

同日の放送でグァンヒとソナは、プールと車、台所など、それぞれ三つの場所で起きたエピソードを速い展開で描いた。たとえ短いエピソードだとしても、二人の台詞や目つき、そして青春男女スタイルの身体を張ったギャグは「ギャグコンサート」以上の迫力とリアリティ番組特有の緊張感を維持した。「あの二人、本当に好きあっているのか?」ということが「私たち結婚しました」の真のポイントとなるのだが、グァンヒ&ソナが番組を楽しみながら付き合う姿は、こういった興味をそそることにうってつけだった訳だ。

一例として、「グァンヒ流ソナの誕生日お膳作り」という題材で二人は、汚いテーブルマナーを見せる“乞食坊ちゃん”グァンヒと、それを我慢できず何とか直そうとする“氷姫”ソナのキャラクターを際立たせるリアクションで、放送時間が短く感じられるほどの演技力を見せた。

グァンヒ&ソナカップルが、「私たち結婚しました」の以前のヒットカップルのように、視聴者から愛称を得ながら番組の復活をリードしていくことを期待したい。

記者 : ソン・ナムウォン