2007年名古屋場所で21度目の優勝を遂げた後、腰の不調などを訴えて夏巡業を休場する旨、協会に届け出た。左ひじのじん帯損傷や腰椎の疲労骨折などで「全治6週間」とする医師の診断書も添えられていた。だが直後に、帰国していたモンゴルでサッカーに興じていたことが明らかに。元日本代表の中田英寿氏らとともに笑顔でプレーし、シュートを放つ場面などが日本のテレビで繰り返し放映された。
けがの治療中であるはずの横綱がサッカーを、それも巡業を休んで…。大きな問題になった。
日本相撲協会から「出場停止2場所、減俸4カ月(30パーセント)」などの処分を受けた。横綱が協会の罰則規定を適用されたのは初めてのこと。出羽海理事(元関脇鷲羽山)は「みんなが妥当と思うから、そういう結論になったんだろう」と吐き捨てるように言った。
(肩書きなどは当時のもの)
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