「孤狼の血」シリーズ3作目となる続編決定…松坂桃李主演「―LEVEL2」興収第1作超え確実で

スポーツ報知
松坂桃李が鬼気迫る表情で銃を構える映画「孤狼の血 LEVEL2」の一場面

 東映は17日、俳優・松坂桃李(32)の主演映画「孤狼の血 LEVEL2」(白石和彌監督、公開中)の好調を受け、シリーズ3作目となる続編を製作すると発表した。公開時期は未定で改めて発表するという。

 広島を舞台に警察と暴力団の抗争を描いた物語。2018年公開の第1作では主演の役所広司(65)がベテラン刑事の大上章吾を熱演し、主要映画賞を総なめに。公開中の「―LEVEL2」では、大上(役所)の後を継ぎ、裏社会の顔となった刑事の日岡(松坂)が、鈴木亮平(38)演じる武闘派ヤクザと激突。コロナ禍で映画館が時短営業を求められる中でも第1作の興収8億円を超えるヒットが確実になっている。

 「―LEVEL2」は映画オリジナル脚本だったが、シリーズ3作目は原作者の柚月裕子さん(53)による「孤狼の血」シリーズの小説「凶犬の眼」を基に物語が展開するとみられる。白石監督は8月に行われたスポーツ報知のインタビューで「松坂くんは『このままでは終われない』と言ってます。(続編の)可能性のある終わり方ではありますよね」と語っていた。

 スクリーンからあふれ出る熱気で映画ファンの心を刺激。続編製作を熱望する声が多数、寄せられている。東映の多田憲之会長は「2度あることは3度ある。『孤狼の血 LEVEL2』は今の世の中の閉塞(へいそく)感を吹き飛ばす熱量をもった作品となりました。時代に風穴を開ける作品を作り続けることが東映の使命ですので、続編の決定を致します」と力強くコメントした。

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