電気自動車タクシーが運行／新潟・柏崎で国内初

　新潟県柏崎市の柏崎タクシー（吉田一彦社長）は三菱自動車の電気自動車「アイ・ミーブ」をタクシーとして導入し、24日、同社本社で発車式を開いた。国土交通省によると、電気自動車タクシーの運行は国内初。

　白い車体に「EV　TAXI」（電気自動車タクシー）と書かれたタクシーは関係者に見守られながら会田洋柏崎市長らを乗せて静かに動きだし出発、ゆっくりと県道に出た後、同社周辺を約15分走った。会田市長は「音が全くせず、起動や発進もスムーズで非常に快適」と感想を話した。

　当面は1台で市内を中心に走る予定で、運賃は小型車と同じ初乗り1・5キロ660円。1回の充電の走行距離は約160キロで、コンセントより早く充電できる充電器を8月上旬に同社の駐車場に設置する。

　吉田社長は「環境に優しい電気自動車の導入で、市民の皆さんに少しでも地球温暖化の問題に関心を持ってもらえれば」と話している。

　電気自動車のタクシーは松山市の「富士タクシー」も導入を予定している。