参院選「7月4日公示、21日投開票」が決定
政府は26日午前の臨時閣議で、参院選を「7月4日公示、21日投開票」の日程で実施すると正式に決定した。通常国会が会期延長せず26日に閉幕したのを受け、公職選挙法の規定に沿ったうえで投開票日を日曜日に限ると7月21日になる。安倍晋三首相は国会閉幕にあわせ、26日午後に首相官邸で記者会見し、参院選に臨む決意を表明する。
今回改選となる参院議員の任期は7月28日。公選法の規定では任期満了日前の30日以内に選挙を実施するとしているが、この期間が国会閉幕の日から23日以内にあたる場合は「閉会の日から24日以後30日以内」と定めている。
首相は26日昼、国会内で会った公明党の山口那津男代表に「いよいよ令和初の国政選挙に臨む。政治の安定こそ日本の未来につながる」と参院選への決意を示した。国民民主党の原口一博国会対策委員長は記者会見で「争点は年金と消費税(増税)だ」と語った。
第198通常国会は26日、衆参両院の本会議での手続きを経て閉幕。延長はなく会期は150日間だった。親による体罰禁止を盛った改正児童虐待防止法と改正児童福祉法などが成立した。一方で国民投票法改正案などは先送りされた。