エルザ・ソアレスさん(ブラジルの著名歌手)20日リオデジャネイロの自宅で死去、91歳。同国メディアによると自然死という。

30年6月リオ生まれ。50年代から歌手活動を開始。サンバやボサノバ、ジャズなど幅広いジャンルを力強い独特の唱法で歌い、ブラジル屈指の歌手と評された。16年のアルバム「世界の果ての女」がラテン・グラミー賞のブラジルポップ音楽ベストアルバム賞を受賞。死去の直前までレコーディングをしていた。

私生活では12歳で最初の結婚。サッカーのスター選手と再婚するが83年に夫が死去。86年には息子も交通事故で亡くすなど波乱続きだった。(共同)