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トレイン・オン・トレイン始動。(上)

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▲モックアップを用いたデモンストレーション。手前がダブルトラバーサの模擬設備で、下が標準軌、一段高くなっているのが在来線狭軌。黄色の機関車がボーディング・ロコ。 (JR北海道提供)
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DMV(デュアル・モード・ビークル)の開発に続いて、JR北海道が再び近未来の夢の車輌を開発しています。在来線の貨物列車をそのまま新幹線貨車に積み込んで、2015(平成27)年度開業予定の北海道新幹線青函トンネル内を200km/h以上で通過しようという構想で、名づけて"トレイン・オン・トレイン"。

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▲"トレイン・オン・トレイン"のイメージ。 (JR北海道提供)
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▲トレイン・オン・トレイン(t/T)方式概念図。 (JR北海道提供)
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t/T方式と名付けられたこの計画では、在来線貨物列車をボーディングターミナルと呼ばれる中継基地で新幹線貨物列車の専用貨車にそのまま積載し、新幹線内は専用電気機関車が牽引して高速運転を行い、再びボーディングターミナルで在来線に吐き出すというもの。狭軌の貨車をそのまま標準軌、もしくは広軌の貨車に積載して運搬する方法は、古くは英国のトランスポーター・ワゴンをはじめ世界各地で行われてきてはいますが、このt/T方式の場合はボーディングターミナルにダブルトラバーサと名付けられた遷移台を設けて作業時間を短縮している点が特筆されます。

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▲t/Tシステムの基礎開発状況。 (JR北海道提供)
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まずはJR北海道のプレス発表資料から、この注目すべき新システム"トレイン・オン・トレイン"の概要を見てみることにいたしましょう。

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▲ボーディングターミナルで在来線(狭軌)貨車を標準軌新幹線貨車(TFC)に収納した状態。後部にわずかに見える赤色の機関車が在来線機関車役。 (JR北海道提供)
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