インフラ攻撃の報復警告 ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)
ウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアが冬場に電力インフラを攻撃した場合「今年は守るだけではなく対抗する」と述べ、報復攻撃を警告した。昨冬は電力インフラが集中攻撃を受けたものの反撃には至っていなかった。

ウクライナは最近、欧米供与の長射程兵器により、南部クリミア半島やザポロジエ州などロシア支配地域への攻撃を強めている。ゼレンスキー氏は「敵はクリミアの艦隊を移動させ、航空機もウクライナ国境から遠ざけている」として、ロシアが攻撃を警戒しているとの見方を示した。

ロシアは25日に西部フメリニツキー州を無人機で攻撃し、フメリニツキー原発の管理棟や送電線が損傷。周辺地域で停電が発生した。(共同)

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