ヴィクトワールピサがトルコへ種牡馬として輸出 11年ドバイ・ワールドCほかG1を3勝

スポーツ報知
10年の有馬記念を制したヴィクトワールピサ(左)

 10年の皐月賞、有馬記念を制し、翌11年に日本調教馬として初めてドバイ・ワールドCを制したヴィクトワールピサ(牡13歳)がトルコへ種牡馬として輸出されることが12月22日、分かった。トルコジョッキークラブがホームページで発表した。

 ヴィクトワールピサは父ネオユニヴァース、母ホワイトウォーターアフェア(父マキアヴェリアン)の血統で、現役時代は栗東・角居勝彦厩舎に所属。10年の皐月賞を制したあと、日本ダービーでは3着に終わると、秋には凱旋門賞に挑戦して7着。帰国後はジャパンC3着を経て、ミルコ・デムーロ騎手とのコンビで臨んだ有馬記念で、1番人気のブエナビスタに鼻差競り勝って、G1・2勝目を挙げた。翌11年にはドバイに遠征。ドバイ・ワールドCでは、同じく日本から遠征したトランセンドとの競り合いを制して、日本調教馬として初制覇。東日本大震災の直後だった日本に大きな勇気を与える勝利となった。

 現役引退後、12年に種牡馬入りしたあとは、16年の桜花賞を制したジュエラーや重賞2勝のスカーレットカラーなどを輩出した。

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