アンデルセンの童話。1837年作。原題は『皇帝の新衣裳(いしょう)』。14世紀スペインのドン・マヌエルの『ルカノール伯』中の一挿話の翻案で、おしゃれ好きの王様が旅の裁縫師のペテンにかかるという大筋もそれによっているが、二つの点で原作を改めている。一つは、ペテン師たちが織っている布は姦通(かんつう)から生まれた者には見えないというのを、自分のついている地位にふさわしいだけの才能をもたない者には見えないとしたこと、もう一つは、王様は裸だと指摘するのが、もとは馬丁だったのを、いわば「天の声」である子供の口から叫ばせたこと。これによって、ただ奇異なだけの原作が社会批判を潜めた不朽の童話の名作となった。
[山室 静]
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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