塩分の削減

キーファクト(主要な事実)

  • ほとんどすべての国民がナトリウムを過剰に摂取しています。
  • 成人の世界平均ナトリウム摂取量は 4310 mg / 日 (食塩相当量 10.78g / 日) です [1] 。これは、世界保健機関 (WHO) が推奨する成人のナトリウム摂取量 2000 mg / 日未満 (食塩相当量 5 g / 日未満) の 2 倍以上です。
  • ナトリウムを多く含む食事が健康に及ぼす主な影響は、血圧の上昇、心血管疾患、胃がん、肥満、骨粗しょう症、メニエール病、腎臓病などのリスクを高めることです。
  • ナトリウムの摂り過ぎが原因で、毎年 189 万人が死亡していると推定されています [2] 。
  • ナトリウム摂取量の削減は、健康を改善し、非感染性疾患の負担を軽減するための最も費用対効果の高い対策のひとつです。 ナトリウム削減のための介入策の拡大に 1 米ドル投資するごとに、少なくとも 12 米ドルの利益があります。

[1] Noncommunicable Diseases Data Portal. Geneva: World Health Organization; 2022

https://ncdportal.org/

[2] Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME) diet high in sodium. Global Burden of Disease; 2019

https://www.healthdata.org/results/gbd_summaries/2019/diet-high-in-sodium-level-3-risk

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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