【11月24日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級タイトルマッチが23日、米ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、王者デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)がルイス・オルティス(Luis Ortiz、キューバ)に7回KO勝ちし、タイトル防衛に成功。通算戦績を42勝(41KO)1分けとして無敗を維持した。

 苦しみながらもワイルダーが10回TKO勝利を収めた2018年の再戦は、ワイルダーが辛抱強く見せ場が来るのを待つ展開となったが、最後は7回にジャブから強烈な右ストレートを一閃(いっせん)し、オルティスをキャンバスに沈めた。オルティスも何とか立ち上がったが試合を続行することはできなかった。

 鮮烈なKO劇を見せたワイルダーは、これで念願の4団体統一に一歩前進。「ブロンズ・ボンバー(銅色の爆撃機)」の異名を持つ34歳は、これで10度目の防衛成功となり、1974年から1978年のモハメド・アリ(Muhammad Ali)氏に肩を並べている。(c)AFP