バーテンダーの衣装に身を包み、撮影現場のバーで華麗にシェーカーを振る紫吹=東京都内(撮影・加藤圭祐)
ギャラリーページで見る元宝塚歌劇団月組トップスターの女優、紫吹淳(54)が来年1月19日スタートのBS-TBS「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」(木曜後11・30)で連続ドラマに初主演することが20日、分かった。
同作では思春期の子育てに奮闘するシングルマザーのバーテンダー役で出演。カウンターで親身になって客の悩みを聞き、派手に踊りながらシェーカーを振る個性的な役どころに挑戦する。
現在は明るい人柄でバラエティーでも人気。サンケイスポーツの取材に応じた紫吹は初主演について、19日に誕生日を迎えたこともあり「年齢を重ねると日を追うごとに顔に疲れが出て…」とユーモラスに重圧を表現した。
バーのシーンでは宝塚の経験を生かして「男役くらいに声のトーンを落としている」と工夫しているほか、自宅では米と氷のレプリカを入れたシェーカーを振って特訓。「何事もやってみると意外と大変で、腕が全部筋肉痛」と奮闘中だ。
2004年に宝塚を退団して18年。「男役をやってきた宝塚生活も18年。女優になった当初は〝女性〟というものが分からなかったけど、トントンになったこの時期、ママの顔とバーテンダーの顔をきっちりお届けしたい」と好演を約束した。