新設され試運転中だった北海道電力泊原発3号機(泊村、加圧水型軽水炉、91万2千キロワット)は22日午後、経済産業省原子力安全・保安院の最終検査を終え、営業運転を始めた。北電の総発電量に占める原子力の割合は、現在の約25%から約40%に高まる。
国内の新規営業運転は平成18年3月の北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)以来。現在稼働している商業炉としては54基目となる。
泊3号機は、15年11月に着工し、今年1月から試運転を開始。3月に発電を始め、7月に出力100%に達した。今後、使用済み核燃料を再利用するプルサーマル導入が計画されている。