深呼吸するとお金でなく文化の匂い…りそな銀が書斎風店舗を開設

本棚を多数揃えた書斎風の待合スペースが特徴の、りそな銀「セブンデイズプラザ」の新店舗=16日、大阪府枚方市(織田淳嗣撮影)
本棚を多数揃えた書斎風の待合スペースが特徴の、りそな銀「セブンデイズプラザ」の新店舗=16日、大阪府枚方市(織田淳嗣撮影)

 りそな銀行は16日、土日や祝日も営業する「セブンデイズプラザ」の新店舗を、大阪府枚方市に開設した。読書のできる書斎風の待合室が特徴だ。セブンデイズプラザは全国で12カ所目、関西地区では4カ所目。個性的な店舗で他行との差別化を目指す。

 同日、京阪電車枚方市駅前の近鉄百貨店跡地にオープンしたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の商業施設「T-SITE」の7階に入居した。1170平方メートルと、同行の住宅地の店舗では最大規模の広さ。多数の本棚と読書スペース、子供向けの遊具などをそろえている。

 りそなグループ全体でみると、窓口利用者は65%が60歳以上。セブンデイズプラザでは、若い世代を中心とした買い物客の取り込みを目指している。

 開設セレモニーに訪れたりそな銀の東和浩社長は「深呼吸するとお金でなく、文化の匂いがする場所だ。銀行らしさの前例にこだわらず挑戦したい」と話した。

 年末年始や5月の連休を除いて年中無休。午後7時まで住宅ローンや相続、遺言の相談、契約などを受け付ける。

 銀行の店舗が7階の開設されるのは珍しく6階には、三菱東京UFJ銀の店舗もある。銀行の顧客がついで買いする「シャワー効果」も期待され、成功すれば銀行の配置にも一石を投じそうだ。

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