日本ハムの新人・加藤豪将内野手(28)が〝あの人〟との対面を熱望している。

 米メジャー経験もある逆輸入ルーキーは、故障で開幕こそ出遅れたものの、5月25日に一軍初昇格。いきなり10試合連続安打を記録するなど、打率3割6分4厘、4本塁打、8打点(11日現在)と、チームに欠かせない存在になりつつある。

 そんな知名度急上昇中のオールドルーキーは、ここへきてボクシング元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏(48)との「激似ぶり」がネットやSNSを中心に話題となっている。

 加藤豪が米球界でプレーしていた時期から内藤氏と〝クリソツ〟なことは、現地取材陣の間でもささやかれていたが、加藤豪の知名度が低かったこともあり、そこまで話題にはならなかった。

 しかし、最近の活躍により、それまで加藤豪をよく知らなかった多くの人たちにバレることに…。今では写真つきの記事が出るたび「内藤さんかと思った」というコメントが続出する事態に陥っている。

 そんな状況を当の加藤豪はどうとらえているのか。本人を直撃すると「内藤さんのことは知っていますが、自分が似てるかどうかは判断できない。でも(周囲が)そう言うなら…似てるんでしょうね」と、笑みを浮かべ「個人的には内藤さんと似ていると言われるのは光栄です」。そのうえで「まだお会いしたことがないので、もし可能であれば直接お会いしていろいろと聞きたい」と対談願望があることを明かした。

 加藤豪によれば、以前から一戦必勝のボクサーのメンタルを研究しているそうで、その一環として世界の頂点に立った内藤氏にも助言を受けたいのだという。

「ボクサー、特にチャンピオンは毎試合負けられない究極の戦いを強いられる。強い精神力がないと戦えない。僕も毎打席強い気持ちを持って臨みたいので、アメリカにいたころはメンタル強化のためにメイウェザーやモハメド・アリの対戦前の心得とか、気持ちの持ち方を本や映像を見て勉強しました。内藤さんも努力をされ頂点に立ったはず。どんなきっかけでもいいので会ってメンタルを学ばせてもらいたいです」(加藤豪)

 内藤氏は日本ハムの本拠地がある北海道(豊浦町)出身。チームとは少なからず縁があるだけに…。「クリソツ対談」の実現に期待したいところだ。