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サントリー、ビール事業で悲願の3位…値上げ先送りが奏功

 サントリーがサッポロビールを抜き、1963年のビール事業参入以来、46年目で初めて業界3位に浮上した。

 ビール大手5社が10日発表した2008年上半期(1〜6月)のビール類総出荷量によると、サントリーは前年同期比10・8%増の2814万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と出荷量を伸ばし、サッポロは12・4%減の2616万ケースと落ち込んだ。

 サントリーのビール事業は参入以来、赤字が続くが、缶商品の値上げを業界で唯一、9月まで先送りしたことが奏功した。

 ビール類総出荷量は2億1672万ケースと、前年同期より4・2%減となり、過去最低を2期連続で更新した。

 サントリーは、「金麦」や「ジョッキ生」など「第3のビール」の販売量が37・4%増。高級ビールでもサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」の出荷量が、サッポロ「エビス」を抜き、初めて首位になった。

2008年7月10日14時59分  読売新聞)
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