元大関の現役力士、栃ノ心(33)の母国として知られるようになったジョージア(グルジア)の郷土料理「シュクメルリ」の人気が広がっている。福岡市東区の調味料メーカー「松原食品」がレトルト商品を開発して売り出したところ半年で約1万1000個を売り上げた。これは商品開発に意欲を燃やす同社専務と、母国の料理が日本に広まることを願ったジョージア駐日臨時代理大使の物語である。
シュクメルリは鶏肉をニンニクやクリームソースなどで煮込んだジョージアの庶民の料理だ。寒い冬に食べると体が温まり「ニンニクを世界一おいしく食べるための料理」と呼ばれる。
この記事は有料記事です。
残り1757文字(全文2024文字)