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朝乃山「もっと上目指す」 歩みを止めない新関脇―大相撲

2019年12月24日17時33分

新関脇に昇進し、番付表を手に記念撮影する朝乃山=24日、東京都墨田区の高砂部屋

新関脇に昇進し、番付表を手に記念撮影する朝乃山=24日、東京都墨田区の高砂部屋

 さらなる高みを志す思いが次々と口に出た。大相撲初場所(来年1月12日初日)の新番付が24日発表され、新関脇に昇進した朝乃山。東京都墨田区の高砂部屋で記者会見し、「今の番付より、もっと上を目指していきたい」と誓った。
 大関候補として大きな期待を集める25歳は、ここで歩みを止めるつもりはない。新小結だった九州場所では11勝を挙げ、初めて技能賞を獲得。「自分の相撲を取れてよかった」と振り返る。

新関脇に昇進し、ポーズを取る朝乃山=24日、東京都墨田区の高砂部屋

新関脇に昇進し、ポーズを取る朝乃山=24日、東京都墨田区の高砂部屋

 持ち前の右四つの取り口に磨きをかけ、突き押しが武器の相手への苦手意識も克服しつつある。夏場所で初優勝して年間最多勝にも輝き、「去年よりも充実した一年だった」と胸を張った。
 師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「前に攻めようという気持ちが表れている」と成長を認め、大関の座をつかむ時期もそう遠くはないと予感。親方は来年12月に65歳で定年を迎えるだけに、朝乃山は「あと一年しかない。期待に近づけるように頑張りたい」と昇進への強い思いをにじませた。
 大願成就には、目の前の一番に集中することが必要だと心得ている。「先のことは考えずに、自分の相撲を取り切れるようにしたい」。2016年春場所の初土俵から着々と前進してきた大器がいよいよ勝負どころに挑む。

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