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【ブレーク予報】清水尋也、いじめられっ子役から飛躍した15歳

2014年12月22日15時0分  スポーツ報知
  • 15歳とは思えない大人っぽい表情をみせる清水尋也
  • 15歳とは思えない大人っぽい表情をみせる清水尋也

 今年公開され、過激な描写で話題を呼んだ映画「渇き。」(中島哲也監督)で、ヒロイン・加奈子(小松菜奈)に翻弄されるいじめられっ子の少年・ボク役で一躍知名度を上げた。中性的な空気感と目力で鮮烈な印象を残したが、来春公開の映画「ソロモンの偽証」(成島出監督、前篇・事件=3月7日公開)では、いじめグループの問題児という真逆の役に挑戦した。「両極端の役柄を経験できたので、俳優として一回り大きくなれたと思います」と胸を張る。

 両方とも物語の鍵になる大役だが、いずれもオーディションでつかんだ。とりわけ「ソロモン―」は、1万人の候補者の中から、2か月以上の長い過酷なワークショップを重ね選出されたもの。最終的には成島監督から「清水なら任せられる」と太鼓判を押された。

 級友が不慮の死を遂げた学級裁判の被告人になる不良役。撮影時はずっと反抗的な態度を取るように心がけた。「撮影が終わったあとに、友達に『最近ずっとイヤなやつだったよ』と言われました」と苦笑いするほど、役に没頭。「暴力練習」やボクシングジム通いで闘争心を養った。

 15歳の伸び盛り。「同世代では絶対に負けたくない」と話す。「山田孝之さんみたいに、コメディーでもシリアスでも、存在感ある演技ができる役者になりたい」と未来を見据えた。(宮路 美穂)

 ◆清水 尋也(しみず・ひろや)1999年6月9日、東京都出身。15歳。兄で俳優の清水尚弥の影響で演技のレッスンを始め、2012年フジ系「高校入試」でドラマデビュー。今後の出演作に映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(瀬々敬久監督、来年6月公開)、WOWOW連ドラ「天使のナイフ」(来年2月22日スタート、日曜・後10時)など。特技はバスケットボール。

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