EU、穀物輸入規制解除 ウクライナ産、加盟5カ国

欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)
欧州連合(EU)本部=ベルギー・ブリュッセル(ロイター)

欧州連合(EU)欧州委員会は15日、ポーランドなど東欧5カ国に対するウクライナ産穀物の輸入規制を解除すると発表した。同日が輸入規制の期限だったが、延長しないことを決めた。ポーランドなど一部の国はEUの方針に従わず独自に規制を続ける方針で、解除を求めてきたウクライナの反発は必至だ。

ポーランドとブルガリア、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアの5カ国は、安価なウクライナ産穀物の流入を警戒し、輸入を規制。EUもこれまで規制を認めてきた。

ブルガリアは輸入規制を延長しない方針を示しているが、ポーランドは15日、延長すると発表した。ロイター通信によると、ハンガリーとスロバキアも独自の規制を続ける考え。ルーマニアは輸入急増を防ぐための計画をウクライナが提示するのを待つ姿勢を示した。(共同)

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