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次期哨戒機P1に複数のひび/導入遅れ、来年度以降に

2011/08/02 11:22

 次期哨戒機P1=2007年9月、岐阜県各務原市(川崎重工業提供)
 次期哨戒機P1=2007年9月、岐阜県各務原市(川崎重工業提供)

 防衛省は2日、本年度の部隊配備を目指し開発中の次期哨戒機P1の主翼や胴体に、10〜15センチの数カ所のひび割れが見つかったと明らかにした。予定していた4機の導入は来年度以降にずれ込む見通しで、自衛隊の警戒監視態勢に影響を与える可能性もある。

 P1はP3C哨戒機の後継機として開発する初の純国産哨戒機。海上自衛隊は約90機のP3Cを保有し、日本周辺で中国やロシアなど他国の艦艇の動向を監視している。

 防衛省によると、地上で機体に圧力を加えた試験の際、主翼や胴体のねじ部分周辺などに数カ所のひび割れができているのが見つかり、強度を高める改善策が必要になった。

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