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ロシアのプーチン大統領は5日に露南部ソチで開催された「バルダイ会議」で、ウクライナ侵略を改めて正当化し、強気な発言を繰り返した。ウクライナが頼りとする米欧に「支援疲れ」が見えていることが背景にあるとみられる。
プーチン氏は会議で、ウクライナとの戦闘に関し「反転攻勢が始まった6月4日以来、ウクライナ軍は9万人以上の人や、557両の戦車、1900台近くの装甲車を失った」と主張した。ウクライナは経済・軍事面で米欧の支援に依存していると指摘し「軍事支援が止まれば、1週間しかもたない」とも強調した。
会議に出席した笹川平和財団の畔蒜泰助主任研究員は「既に勝利を決めたかのような自信に満ちた受け答えが目立った。米連邦議会はウクライナ支援を巡って混乱し、スロバキアではウクライナ支援反対を訴える政党が勝利し自信を深めているのではないか」と指摘した。
プーチン氏は会議で「ロシアは世界最大の領土を持ち、さらに領土を増やすことに関心はない」とも語り、ウクライナ侵略を、西側諸国が覇権を握る現在の国際秩序を巡る戦いにすり替える持論を展開した。
米欧批判の一方で、プーチン氏は中国の