戦時下の選挙困難 予算や公平性で課題山積―ウクライナ議長
ウクライナ最高会議(議会)のステファンチュク議長は7日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、戒厳令下における大統領選など選挙の実施について「課題を解決して初めて、実施されるかどうかという質問に答えられる」と述べ、現状では困難という見方を示した。
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ウクライナでは平時ならば、議会選が今年10月、大統領選が来年3月に予定されていた。ステファンチュク氏は、ロシアによる侵攻下での選挙実現の条件として、戦場にいる兵士や国外に避難している国民の選挙権の問題、予算の捻出、公平性確保などの課題を列挙。「国内で猛烈に討論されている」と語った。