自殺の奈良県庁職員、公務災害認定 時間外勤務月117時間でうつ病に

奈良県庁=奈良市で2019年2月24日、中津成美撮影
奈良県庁=奈良市で2019年2月24日、中津成美撮影

 2017年5月に奈良県庁に勤務していた西田幹(つよし)さん(当時35歳)が自殺したのは過重労働が原因だったとして、遺族が地方公務員災害補償基金県支部に請求していた公務災害が認定された。民間企業の労災認定に当たる。西田さんは時間外勤務が月117時間に及ぶなど過重な労働でうつ病を発症し、その後の所属部署の対応が不十分で、自殺に至ったと判断された。

 認定は今月17日付。遺族らが24日、記者会見して明らかにした。

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