シーズン延長でまた「日本シリーズ日程問題」勃発 巨人進出なら2年連続“間借り”か

日本野球機構(NPB)と12球団は5日、臨時12球団代表者会議と理事会・実行委員会をオンラインで開き、今季の日程を1週間程度延長することが提案された。承認されれば、クライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズの日程もそれぞれ後ろ倒しとなり、各球団の本拠地で先約が入っているイベントとのバッティング問題が2年連続で勃発。昨年の日本シリーズ期間中に東京ドームを使えず、京セラドーム大阪を間借りした巨人を含め、少なくとも4球団が今年も困難に直面する懸念が浮上している。(片岡将)

コロナ下2年目もプロ野球は開幕早々から、シーズン全日程消化への不安が募っていた。4月末-5月上旬にかけて、日本ハムで13人が陽性判定を受けるクラスターが発生し西武、ロッテとの計4試合が延期に。広島も12人の大規模感染で、5月21日からの阪神3連戦(マツダ)が延期となった。レギュラーシーズンの予備日程はセ・リーグが8試合、パも14試合を用意していたが、NPBの井原事務局長は「コロナによる延期も発生し、加えて雨による中止もだんだんとたまってきている」と日程変更を検討する理由を説明した。

現状でシーズンの最終日はセが10月17日、パは同21日。これを1週間ほど繰り延べ、延期分の試合を消化したい考えだ。これに伴い、同30日に両リーグ同時開幕の予定だったCS第1ステージも1週間ほど日程を先延ばし。11月13日に第1戦が予定されていた日本シリーズも、開幕が後ろにずれ込むことになる。

野球協約では参稼報酬期間は11月30日までと定められ、12月にも公式戦を行うには労使交渉、選手会に加入していない外国人選手との個別交渉など煩雑な調整が必要だ。井原事務局長も「日本シリーズは11月中に行うのが前提」と言明。これまで通り第1戦を土曜に行うのであれば、デッドラインは「11・20」だ。

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