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政治
不法占拠の停止要求、衆院で竹島決議 尖閣上陸でも非難決議
2012.8.24 21:59
[領土・領有権]
衆院は24日の本会議で韓国の李(イ)明博(ミョンバク)大統領による島根県・竹島への上陸と天皇陛下訪韓をめぐる謝罪要求発言に抗議する決議と、中国人活動家らによる沖縄県・尖閣諸島魚釣島への上陸を非難する決議を民主、自民、公明などの賛成多数で採択した。
両決議は竹島と尖閣諸島を「わが国固有の領土であるのは歴史的にも国際法上も疑いはない」と強調。
その上で、竹島の決議では「不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める」とした。大統領発言については「友好国の国家元首の発言として極めて非礼で決して容認できない」と撤回を求めた。日本政府には「効果的な政策を実施すべきだ」と訴えた。
尖閣の決議では活動家らの行為を「厳しく糾弾し、厳重に抗議する」とした上で、日本政府に対し再発防止に向け中国側に「厳重な申し入れ」を行うよう要求。尖閣諸島の実効支配を確実なものにするために、警備体制の強化も求めた。
竹島をめぐる国会決議は、韓国が一方的に沿岸水域に主権を示す「李承晩ライン」を引いたのに対し、昭和28年11月に「日韓問題解決促進決議」を衆参両院で採択して以来59年ぶり。尖閣の決議は初めてだ。
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