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2000年5月17日(水)




宇多田ヒカル 100傑入り

芸能界史上初の最年少長者

 史上初! 十七歳の女子高生が芸能界稼ぎ頭に。一九九九年分の高額納税者が十六日、国税庁から発表され、アルバム「First Love」を、日本音楽界史上最多の八百万枚売った歌手の宇多田ヒカル(17)が、ランキング初登場で芸能人トップに立った。納税額二億六千五百六十四万円・推定所得七億円超。また俳優・タレント部門では、とんねるずの石橋貴明(38)がV3を達成、相方の木梨憲武(38)と一、二位を占めた。前年歌手部門一位の「LUNA SEA」河村隆一(29)は、十七位に落ち、米国に活動拠点を移した松田聖子(38)はランク外だった。

納税額2億6000万円

 “ヒッキー伝説”に新たな一ページが加わった。一九九八年十二月に「Automatic」でデビュー以来、計五枚のシングルで八百五十万枚のセールスを記録した宇多田が、芸能界史上最年少の長者になった。

 全国ランクでも八十九位。十代で百位以内に入った納税者は、これまでにもいるが、すべて親族絡み。本業で入ったのは、初めてという。

 宇多田は二億超の納税額に「税金高いな」と嘆き、推定で七億超ともいわれる所得については「なーに買おうかな、くらい。使い道は特に考えていません」とだけコメントした。

母親は6200万円

 ちなみに、父親でプロデューサーの宇多田照實さん(51)は六千十四万円、母親の歌手・藤圭子(48)も六千二百二十八万円を納税しており、一家の所得は軽く十億円を超える。

 宇多田は、今月末に首都圏のアメリカンスクールを卒業、九月から米国・コロンビア大への進学が決まっている。

 インターネットのホームページには「あと半月しか女子高生名乗れねえええ!」と、卒業を間近に控えた心情を書き込んでいる。大学でも音楽活動を続けるという。

【写真】「高額納税者番付」初登場でいきなり芸能人トップになった宇多田ヒカル





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