クリミアに連日攻撃「露の防空システム破壊」

ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島セバストポリの造船所で上がった煙。ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたとされる=13日(ロイター)
ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島セバストポリの造船所で上がった煙。ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたとされる=13日(ロイター)

ロシア国防省は14日、実効支配するウクライナ南部クリミア半島に対して同日早朝に無人機11機による攻撃があり、防空システムですべて撃墜したと発表した。一方、ウクライナメディアは同国情報筋の話として、ウクライナ保安局と海軍が実行した無人機やミサイルの攻撃で半島西部エフパトリヤ近郊のロシアの防空システムを破壊したと伝えた。

ロシア国防省によると、クリミアに基地がある黒海艦隊所属のパトロール艦「セルゲイ・コトフ」に対しても小型無人艇(水上ドローン)5隻による攻撃があり、いずれも撃退したという。

13日には黒海艦隊の司令部があるセバストポリに巡航ミサイルや無人艇による攻撃があり、ウクライナ国防省情報総局のユソフ報道官は地元メディアに対し、大型揚陸艦と巡航ミサイル「カリブル」を積んだ潜水艦が損傷したと指摘。ロシアにとって「重大な被害だ」と述べた。(共同)

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