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米、海運2社の資産凍結 ロシア制裁違反、G7が声明も

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 【ワシントン時事】米財務省は12日、ウクライナ侵攻を理由にしたロシア産石油の価格上限規制に違反したとして、アラブ首長国連邦(UAE)とトルコに拠点を置く海運2社の米国内の資産を凍結したと公表した。また、日米を含む先進7カ国(G7)などは同日、制裁の徹底を改めて確認する声明を発表した。

 G7と欧州連合(EU)などは昨年12月、ロシアの戦費調達に打撃を与えるため、ロシア産原油の取引価格の上限を1バレル=60ドルに設定。その後、石油製品にも同様の措置を取った。

 米財務省によると、海運2社が保有するタンカーは、規制導入後に1バレル=75~80ドルでロシア産原油を輸送。米国のサービスを利用していた。同省高官は「ロシアが野蛮な戦争を継続する力を弱めていく」と語った。

 一方、G7などの声明は「ロシアによる違法で、不当でいわれのない戦争に対し、制裁や経済措置を講じることへの強いコミットメント」を改めて表明。海運会社や石油企業に対し、価格上限措置を順守するよう勧告し、違反を確認した場合には厳しい措置を取ると強調した。

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