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東武東上線始発から通常運行 脱線車両を撤去、線路修復
東武鉄道東上線は、19日朝の始発電車から通常通りのダイヤで運行を始めた。18日は東京都板橋区内で起きた脱線事故のため、池袋-上板橋間の運転を終電まで見合わせていた。東武によると、19日朝までに、事故車両の撤去と線路の修復作業を終えた。
事故は18日午後0時10分ごろ発生。前から5両目の後ろ側台車の全車輪が脱線し、台車には長さ約10センチ、最大幅約1・2センチの亀裂が入っていた。
復旧作業では、5両目と6両目の間で切り離し、亀裂を溶接で修復。レール上に戻して仮の台車を取り付け、再連結し移動させた。損傷した枕木やポイントの部品、踏切の安全装置なども修理した。
18日の運転見合わせでは、約18万人に影響した。