みずほ銀頭取、システム障害引責で退任へ…会長就任も見送り検討

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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は一連のシステム障害の責任を取るため、みずほ銀行の藤原弘治頭取が月内にも退任し、取締役会長への就任を見送る方向で検討していることが分かった。みずほFGの坂井辰史社長らは減給処分するとみられる。

ATM障害で記者会見するみずほ銀行の藤原弘治頭取(3月1日)
ATM障害で記者会見するみずほ銀行の藤原弘治頭取(3月1日)

 藤原氏に代わり、加藤勝彦副頭取が頭取に昇格する方向で調整している。外部の専門家で構成する第三者委員会の報告書を踏まえた上で最終的に決める。

 みずほ銀では当初、4月1日付で藤原氏が会長に就き、後任に加藤氏を充てる人事を発表していたが、相次ぐシステム障害で人事を延期していた。

 みずほ銀では2月下旬以降、4回のシステム障害が発生した。特に2月28日の障害では、現金自動預け払い機(ATM)の8割にあたる約4300台が停止した。カードや通帳を取り込まれる例も約5200件に上り、多くの顧客が長時間ATMの前で待たされた。

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2116048 0 経済 2021/06/10 21:19:00 2021/06/10 22:08:52 2021/06/10 22:08:52 /media/2021/06/20210610-OYT1I50130-T.jpg?type=thumbnail

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