久しぶりに仕事のことを。私の本業が出版社の編集の仕事だって、忘れ去られているかも。でも、日々の時間の大半は、その本業のために費やしているのですよ。
12月に刊行するのが、鈴木元さんの『さようなら志位和夫殿』。これは話題になっているし、本人がフェイスブックでいろいろ書いているので、解説不要ですよね。 年明けに刊行するのが、このブログのタイトルに名前をあげた3人の鼎談本です。まだタイトルは付けていませんが、九条を若者にどう語るのかが主題です。
もともとは柳澤さんが九条の会などに呼ばれて講演した際に感じたことが問題意識となって出発した本です。とりわけウクライナ戦争が開始されて以降、九条がこんなに大事だと強調しても、なかなか伝わりにくくなっている。それをどう克服しようかと悩んでおられたのですね。
それで、どうせ活字にするなら、自衛隊を活かす会だけでなく、この問題を議論するにふさわしい方々に参加していただこうということになりました。中野晃一さんは、いわずと知れた市民連合の運営委員で、市民と野党の共闘を担ってきた方です。そこから九条にもとづく安全保障をどう打ち出すかに関心を持っておられました。伊藤真さんは紹介不要でしょう。伊藤塾の塾長として憲法の価値を広めるために努力しておられますが、同時に現在は九条の会の世話人も努めています。
つまり、この本、自衛隊を活かす会、市民連合、九条の会がどのように九条と戦争・平和にアプローチできるかがテーマになっているのです。現在、この問題を議論する上で、最適の組み合わせのような気がします。
すでに第一回目は終えました。3人がそれぞれ40分ほどの報告を行ったのです。それを元シールズの若者(男性と女性)に読んでもらい、いろいろご意見、ご批判、ご提案を頂き、12月はじめに3人で討論を行って仕上げていく感じです。
どうですか。仕事も真面目にしているでしょ(笑)。