岸田総理が16年ぶりに野党の支持母体「連合」の大会に出席しました。また、最近「減税」の発言を繰り返しています。この2つから見えてくることとは?

岸田総理「賃上げ」「減税」狙いは?

岸田総理
「賃上げの大きなうねりを持続的なものとし、地方や中堅・中小企業にまで広げていかなければなりません」

10月5日、岸田総理が出席したのは、立憲民主党と国民民主党の最大の支持母体である「連合」の定期大会。自民党の総理大臣として16年ぶりに出席し「持続的な賃上げや所得の向上」、さらに2030年代半ばまでに、最低賃金を1500円に引き上げると表明しました。

岸田総理はこれまで、金融所得課税の課税強化や“防衛増税”など歴代政権が避けてきた“増税”に積極的に言及してきました。

こうしたことから、ついたあだ名が…「増税メガネ」

閣僚経験者
「増税メガネって言われるのがショックだったんだろうね」

その後、総理の言葉に変化が…

岸田総理
「賃上げ税制の この“減税”制度の強化。特許などの所得に対する“減税”制度の創設」

「減税」発言や、連合の定期大会への出席。そこから見えてくるものとは…

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん
「(減税の話をしているのは)明らかに衆議院の解散総選挙を意識したことだと思います。国民1人1人の所得減税とか消費税の減税ではないのでほとんど効果がありません。国民も岸田総理の減税発言については見透かしている