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【北京=吉永亜希子】香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポストは18日、南シナ海のパラセル(西沙)諸島のトリトン(中建)島で、中国が新たに滑走路を建設していると報じた。トリトン島は中国が実効支配し、ベトナムなどが領有権を主張している。輸送能力を高め、実効支配を強める狙いがあるとみられる。
同紙が報じた衛星写真の分析によると、建設中の滑走路は東西約630メートルと比較的短く、利用できる軍用機の大きさには制限があるとみられる。
トリトン島はパラセル諸島の中でベトナム沿岸に最も近く、島には既にヘリポートやレーダー施設があるという。中国軍はトリトン島で軍事訓練を行うなど軍事拠点化を進めている。