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【上海万博】念願の開幕式に江沢民氏の姿なく 憶測呼ぶ (1/2ページ)
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【上海=河崎真澄】中国の江沢民前国家主席(83)が1日開幕した上海万博の一連の式典に姿を現さず、健康不安説や胡錦濤国家主席との確執の深刻化などさまざまな憶測を呼んでいる。
江氏は2008年8月の北京五輪の開会式に出席したほか、昨年10月の建国60周年軍事パレードの際には胡主席の横に立ち、健在ぶりをアピールしていた。
今年になってから公式の場に姿を見せたとの報道はないが、香港各紙は江氏が先月4日に、旧英国租界の建物が残る上海の黄浦江沿いの観光名所、外灘(バンド)を視察したと報じていた。江氏は退任後、上海に居を構えているという。
上海市トップの共産党委員会書記から党総書記に抜擢(ばってき)されて国家主席に上り詰めた江氏は、在任中から上海への万博誘致に指導的役割を果たした。総書記退任直後の02年12月に上海での万博開催が決定したこともあり、江氏の悲願だった万博の開幕では、公の場に姿を現すとみられていた。