地域 : 御作田バイパス開通 多留姫橋を渡り初め
更新:2008-4-29 6:00
茅野市御作田─山田間に新設された県道茅野北杜韮崎線・御作田バイパスの開通式が28日、現地であった。事業関係者や地元の人たちも含めて約140人が集まり、高架橋の多留姫橋の渡り初めをして新しい道路の完成を祝った。
開通式の神事には関係する行政や議会議員、地元区、地権者、施工業者ら約80人が参列。交通安全を祈願しテープカットや信号機の始動式などを行い、式を見守った一般の人たちも一緒になって完成したばかりの多留姫橋を渡った。
一行の先頭は地元から3世代で参加した伊東良一さん(中沢)と田中哲郎さん(御作田)の一家。その1人の団体職員田中史彦さん(50)は「光栄なことでうれしかった。橋の上からの多留姫の滝の眺めは素晴しかった。1歩1歩、交通安全を願いながら歩きました」と話した。
さっそく友人たちとバイパスの歩道を歩いた近くの女性たちも、橋からの古里の田園風景や柳川の流れを見渡し「こんなに高いところから見るなんて初めて。柳川がこんなにきれい見えるとは思わなかった。見慣れた風景も見直しました」と話していた。
御作田バイパスは全長1キロ。道幅が狭く蓼科、白樺方面へ向かう観光客らも通過する中沢交差点をう回する形で設置された。