俳優、坂口健太郎(26)が映画「人魚の眠る家」(堤幸彦監督、11月公開)で、作家、東野圭吾氏(60)の作品に初挑戦することが29日、分かった。
同映画は、東野氏のデビュー30周年記念作品が原作。主演の篠原涼子(44)と西島秀俊(47)が演じる離婚寸前の夫婦が、プール事故で意識不明の重体になった6歳の娘の生死の選択を迫られるヒューマンミステリー。坂口は、主人公の夫(西島)が経営するIT系機器メーカーの研究員役。娘の治療に研究分野の最新技術を生かせないかと相談され、その生死を左右する重責を担うキーパーソンだ。
凜々しい眼鏡姿で熱演する坂口は「星野は命に対しての選択を迫られる家族の側で、少しずつ純粋に、そして盲目的になっていきます。正解がない現実を星野なりの苦悩をしながら生きる姿をぜひごらんください」とアピールした。
坂口の恋人役で川栄李奈(23)、篠原の母親役で松坂慶子(65)、西島の父親役で田中泯(73)も出演する。