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NTTドコモ:「SIMロック」解除へ 来年4月以降

携帯電話のSIMカード(一部画像を処理しています)
携帯電話のSIMカード(一部画像を処理しています)

 NTTドコモは6日、特定の通信回線でしか使えないように制限をかける「SIMロック」について、来年4月以降に発売するすべての携帯電話端末に解除できる機能を搭載する方針を決めた。ドコモの山田隆持社長が同日の毎日新聞のインタビューで明らかにした。総務省は6月末、携帯電話各社に対し、SIMロックの自主的な解除を促す指針を示している。全面的に解除を可能にするのはドコモが初めて。

 SIMロック解除が可能な携帯なら、ユーザーは電話番号などの情報が記録された「SIMカード」を入れ替えれば、他社の回線に乗り換えることができるようになる。山田社長はロックを全面的に解除可能にする理由を「利用者の希望に応じるため」と強調した。

 今後、ソフトバンクモバイルがどう動くかが注目される。一部の端末ではロック解除を可能にする考えを示しているが、米アップル社の多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」や「iPhone(アイフォーン)」など人気機種のロック解除には慎重なためだ。一方、KDDI(au)はドコモやソフトバンクと異なる電波方式を採用し、SIMロックが解除されても、会社間の乗り換えができない。【望月麻紀】

 【ことば】SIM(シム)ロック

 国内の多くの携帯電話端末は、電話番号など利用者の情報をICに記録した「SIM(契約者識別モジュール)カード」を挿入して使う。現在、携帯電話会社は利用者を囲い込むため、カードと端末をセットで提供し、他社のカードが使えないよう端末側に制限(ロック)をかけている。ロックが解除されれば同じ端末で別の携帯電話会社の回線が使える。

毎日新聞 2010年7月6日 20時18分(最終更新 7月7日 0時46分)

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