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持ち主は?「拾得物」金庫2000個、数億円

 東日本大震災の宮城県内の被災地で、拾得物として市民が県警に届けるなどした金庫が2000個を超えていることが20日、県警への取材でわかった。

 バールなどを使って扉を開けることができた約1000個からは数億円の現金が見つかっており、開錠に手間取っている残りの金庫にも多額の現金が入っているとみられる。所有者捜しは難航しており、県警幹部は「多くが持ち主不明のままになる恐れがある」と話している。

 金庫は、市民が届けたものや、警察官が回収したもので、一つに約7000万円を保管していたケースもあった。県警会計課の担当者が、中に入っていた預金通帳や土地の権利書などをもとに、持ち主を特定する作業を進めている。遺失届が提出されている場合には、記載された金庫の大きさやメーカー、中の金額などを手がかりに、見つかった金庫と照らし合わせる。

2011年5月20日14時31分  読売新聞)

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