岐阜県白川村は26日、村にふるさと納税の寄付をした82人分の個人情報が、別の寄付者から閲覧できたり、ダウンロードできたりする状態になっていたと発表した。情報の不正利用は確認されていないという。

 村は今月6日から、昨年度に寄付した約1万2千人に寄付金の使い道を知らせるチラシを郵送。チラシに載せたアンケートの回答用QRコードを読み込むと、今年度の寄付者を含め回答済みの人の名前や住所、電話番号、回答内容などが2週間以上見られるようになっていた。

 村職員が使う管理者用のQRコードを誤ってチラシに載せたのが原因という。

 23日夜、回答しようとした人から指摘されて発覚した。成原茂村長は会見を開いて、「アンケート回答者のみなさまに迷惑と心配をおかけして深くおわびする。情報管理を強化する」と述べた。(荻野好弘)

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